上司とおサボり

社会人となり、始めて勤めた会社でのことです。わたしは不慣れな社会人生活の中で唯一頼れるのが上司という状態だったのですが、見事に自分のことしか考えていない方だったようで、巻き添えを食うように痛い目に遭いました。始めて入社した会社はいわゆるベンチャー企業というもので、ありがちなワンマン経営に社員一同がうんざりしているような、あまり良いとは言えない社風でした。社員同士もぎすぎすしていてコミュニケーション不全に陥っていたようですし、業績もいまいっぽ振るわず。そのような状態で右も左もわからない新人であるわたしが入社したんです。社長の気まぐれで採用されたことからどのような末路を辿るかわかっていたのですが、それにしても周りからのプレッシャーがひどかったんです。そこで普通ですと上司が守ってくれるのだと思うのですが、ちょっと変わった上司だったらしく、わたしを引き連れてサボりにいくのです。最初はサボっていることすらわからずに、仕事をしていると思い込んでいたのですが、暫くして冷静に考えると仕事など何もしていないんですね。そうしていましたら、ますます会社に居場所がなくなり陰口も叩かれるようになりました。あたりまえですね。そして、追い出されるようにして退職したんです。あの上司は一体なにがしたかったのか未だにわかりません。